2025.07.04ふくさの包み方は!!

【完全ガイド】ふくさの包み方|慶事・弔事の違いと正しいマナーを徹底解説

 

ふくさとは?まずは基礎知識から

 

冠婚葬祭の場面で欠かせない小物のひとつが「ふくさ」です。
ふくさは、ご祝儀袋や香典袋を包むための布で、

金封をむき出しのまま持ち歩かず、丁寧に扱うための礼儀作法のひとつです。

現代では冠婚葬祭の形式が簡略化されることも増えていますが、

ふくさを正しく使えるかどうかは「常識がある人」という印象を与える大切なポイントです。

ふくさには大きく分けて以下の種類があります。

 

  • 袱紗(ふくさ):風呂敷のように四角い布。最も一般的で、折り方によって慶弔どちらにも使える。
  • 金封ふくさ:封筒型で金封をそのまま差し込めるタイプ。台付きのものと、挟むだけのものがある。
  • 爪付きふくさ:四隅に爪がついており、折ったときに形が崩れにくい構造。

それぞれの種類に応じて包み方や扱い方が少し異なります。

 

ふくさの色の選び方

ふくさは「色」にも意味があり、場面によって選ぶ色が異なります。

  • 慶事(結婚式・出産祝い・長寿祝いなど)
    → 赤・ピンク・朱色・金色などの暖色系が一般的。
    → 紫も慶弔両用として使える万能カラー。
  • 弔事(葬儀・法事など)
    → 紺色・深緑・グレー・黒など落ち着いた寒色系。
    → 紫も弔事にふさわしい。

1枚だけ持つなら「紫」がもっとも便利で安心です。

 

 

慶事におけるふくさの包み方

袱紗(ふくさ)の場合

  1. ふくさを広げ、中央よりやや左寄りにご祝儀袋を置きます。
  2. 右 → 下 → 上 → 左の順番で折り畳みます。
  3. 最後に裏返して渡すときは、相手がすぐに取り出せるように開きやすい面を上に。

金封ふくさの場合

  • 金封を右開きになるように差し込みます。
  • 渡す際は、相手がすぐに取り出せるよう表側を上にして差し出します。

爪付きふくさの場合

  1. 中央に金封を置きます。
  2. 右 → 下 → 上 → 左の順に爪を折り込みます。
  3. しっかり固定されるので、持ち歩きに便利です。


弔事におけるふくさの包み方

袱紗(ふくさ)の場合

  1. ふくさを広げ、中央よりやや右寄りに香典袋を置きます。
  2. 左 → 下 → 上 → 右の順に折り畳みます。
  3. 慶事と折る順番が逆になるので注意が必要です。

金封ふくさの場合

  • 金封を左開きになるように入れます。
  • 慶事とは逆の方向になるため間違えないようにしましょう。

爪付きふくさの場合

  1. 中央に香典袋を置きます。
  2. 左 → 下 → 上 → 右の順に爪を折り込みます。
  3. しっかり固定されるため、弔事の際もスマートに持参できます。

 

慶事と弔事での違いまとめ

  • 金封の置き位置
    • 慶事:やや左寄り
    • 弔事:やや右寄り
  • 折りたたむ順番
    • 慶事:右 → 下 → 上 → 左
    • 弔事:左 → 下 → 上 → 右
  • 金封ふくさの向き
    • 慶事:右開き
    • 弔事:左開き

 

ふくさのマナーと注意点

  • 金封をむき出しで持ち歩かない:バッグに直接入れるのはマナー違反です。
  • 素材に注意:絹やちりめん素材が正式とされますが、現代ではポリエステル製でも問題ありません。
  • カジュアルすぎる色は避ける:派手すぎる柄やビビッドカラーは不向きです。
  • 金封の取り出し方:相手に渡す際は、ふくさの上で金封を出して渡し、ふくさは自分の手元に残します。


初めてふくさを使う方へのアドバイス

「ふくさの折り方を間違えそうで不安」という方は、金封ふくさや爪付きふくさを準備しておくと安心です。

差し込むだけ、爪を折り込むだけで正しく扱えるので、慣れていない方にもおすすめです。

また、社会人として冠婚葬祭の場に出る機会が増えると、

ふくさを持っているかどうかで印象が大きく変わります。1枚は必ず持っておきましょう。


まとめ

ふくさの包み方は、慶事と弔事で正反対になります。

  • 慶事は「右から始めて左で閉じる」
  • 弔事は「左から始めて右で閉じる」

という違いを覚えておけば安心です。

色の選び方や使い方も含めて、正しいマナーを身につけることで、

大切な場面で恥をかかず、相手に誠意を伝えることができます。

紫のふくさを一枚持っておけば慶弔どちらにも対応できるので、

社会人の必需品としてぜひ準備しておきましょう。

 

 

《相談無料》家族葬ホール空 /葬儀/ 式場(大阪府藤井寺市/羽曳野市/柏原市/八尾市)

大阪府藤井寺市林6-6-35

家族葬ホール空 

TEL: 072-936-0090  FAX :072-936-0080

https://www.ku-kazokusou.com/

info@ku-kazokusou.com