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2025.09.02出棺とは?
出棺(しゅっかん)とは
出棺とは、葬儀・告別式の後、故人が安置された棺を火葬場へ送り出す一連の儀式のことです。
「出棺式」「出棺の儀」とも呼ばれ、一般の参列者にとっては故人との最後のお別れの場となります。
出棺の流れ
一般的な出棺の流れは以下の通りです。ただし、宗教や地域の慣習によって異なる場合があります。
1.お別れの儀(別れ花)
・葬儀・告別式が終わると、祭壇から棺が降ろされ、蓋が開けられます。
・遺族や近親者、親しかった友人などが、故人との最後の別れを告げます。
・祭壇に供えられていた花をハサミで切り、故人の周りを飾るように棺に入れます。
・手紙や思い出の品など、副葬品を入れることもあります。(ただし、火葬に適さないものは入れられません)
2.釘打ちの儀式
・お別れが済んだ後、棺の蓋を閉じます。
・地域によっては、このタイミングで棺の蓋に釘を打つ「釘打ちの儀式」を行うことがあります。
・葬儀社のスタッフが軽く釘を打ち、その後、喪主から順に遺族・親族が打ち石(石や木槌)で軽く叩きます。
これは故人がこの世に未練を残さないように、
また、故人が安らかに旅立てるようにという願いが込められた儀式です。
近年では、この儀式を行わない葬儀も増えています。
3.出棺の挨拶
・出棺に際して、喪主または親族代表が参列者に対して挨拶をします。
・これは、故人の生前の厚誼に対する感謝と、葬儀に参列してくれたことへのお礼を伝えるものです。
4.棺を霊柩車へ
・棺は故人と縁の深い男性6人ほどで、霊柩車まで運びます。
・このとき、故人の足元が先になるように運び出すのが一般的です。
これは「故人がこの世に帰ってこないように」という考えに基づいています。
・喪主が位牌を、その次に故人と近しい親族が遺影を持って、棺の後に続きます。
5.お見送り
・棺が霊柩車に納められた後、参列者は合掌して霊柩車を見送ります。
・霊柩車が見えなくなるまで、一礼して見送るのがマナーです。
出棺時の注意点
・誰が火葬場へ同行するか: 火葬場へ同行するのは、基本的に遺族や親族などごく近しい人のみです。
一般の参列者は、出棺までで帰ることが多いです。
・服装: 葬儀・告別式と同様に、喪服を着用します。
・持ち物: 火葬場へ同行する際は、「火葬許可証」を忘れずに持参する必要があります。
・挨拶: 喪主の挨拶は、簡潔にまとめることが重要です。感謝の気持ちを伝えることを第一に考えましょう。
例文は葬儀社が用意してくれる場合も多いです。
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