2025.10.24大阪府葬儀の特色

大阪府の葬儀には、関西地方に共通する特徴や、都市部ならではの傾向が見られます。

 

 <主な特色・習慣>

 

1. 樒(しきみ)を飾る習慣

・関東では花輪が一般的ですが、大阪をはじめとする関西では、

 強い香りがあり邪気を祓うとされる**樒(しきみ)**を葬儀会場の入り口や祭壇に飾る習慣があります。

・参列者から供花として樒が贈られることもあります。

 

2. 香典辞退の増加

・大阪市や堺市などの都市部を中心に、遺族が香典を辞退するケースが増えています。

・葬儀の小規模化や家族葬の増加が背景にあると考えられます。

 

3. 通夜振る舞いの習慣の違い

・関東では通夜の後に参列者全員に食事(通夜振る舞い)を振る舞うのが一般的ですが、

 関西ではこの習慣がないか、あっても親族やごく親しい間柄の人だけが参加することが多いです。

・一般の参列者は、お焼香が終わるとそのまま帰宅するのが通例です。

 

4. 香典袋の水引(みずひき)の色

・全国的には「黒白」が一般的ですが、関西では「黄白」の水引を使うことが多くあります。

 これは、かつて黒白を皇室への献上品に使う玉虫色の水引と区別するために、

 黒の次に喪を表す黄色が使われたことに由来するとも言われています。

 ただし、近年は黒白も使われるようになり、両方の色が混在しています。

 

5.お浄めの塩(踏み塩)

・葬儀後に使うお清めの塩は、身体に振りかけるだけでなく、

 **足で踏んでから自宅に入る「踏み塩」**という風習が残っていることがあります。

 

6. 精進料理と高野豆腐

・精進料理に使う高野豆腐や厚揚げを、四角ではなく三角形に切って調理する風習があります。

 

. 友引(ともびき)の扱い

・多くの地域で友引の日は火葬場が休みになりますが、

 大阪では友引でも火葬場が開場していることが多く、葬儀が行われます。

・友引に葬儀を行う場合、故人が友を連れて行かないよう、

 身代わりとして「いちま人形」を棺に入れる風習も残っています。

 

8. 収骨(骨拾い)の習慣

・火葬後の収骨で、関東では全ての骨を大きな骨壺に納める「全収骨」が一般的ですが、

 関西では主要な骨だけを拾い、残りの骨は火葬場に残す「部分収骨」の慣習が多く見られます。

 これは、本骨を宗派の総本山に納める「本山納骨」という古くからの風習の名残とされています。

 

  近年は、全国的な傾向と同様に、

  大阪でも大規模な一般葬から、家族葬や一日葬、

  直葬といった小規模でシンプルな形式を選ぶ人が増えています。

 

 

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