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2024.12.27喪主の役割とは?葬儀前後に必要なこと・具体的な流れをわかりやすく解説
「喪主(施主)は何をすればいいのか分からない」「葬儀での責任って重そうで不安」
このような声は、初めて喪主を務める方から多く聞かれます。
喪主は葬儀の責任者として、故人を見送る儀式の中で多くの判断や対応を求められます。とはいえ、すべてを一人で抱える必要はありません。
この記事では、喪主の役割ややるべきことを時系列に沿って解説し、判断に迷ったときの考え方やサポートの受け方もご紹介します。
喪主(施主)とは?
喪主とは、葬儀における代表者・責任者のことを指します。一般的には、故人の配偶者や子どもなど、近しい親族が務めることが多いですが、家族構成や事情により兄弟姉妹や甥・姪などが喪主になるケースもあります。
また、「施主(せしゅ)」という言葉も使われますが、仏式の場合、喪主=施主として扱われることがほとんどです。葬儀の費用を負担する立場でもあり、僧侶とのやり取りやお布施の準備なども行います。
喪主の主な役割一覧|やることは多岐にわたる
喪主の役割は、葬儀前から葬儀後まで幅広くあります。以下に主な内容をまとめました。
1. 葬儀社との相談・決定事項
喪主として最初に行うべきことのひとつが、葬儀社との打ち合わせです。ここでは以下のような項目を決めていきます。
- 葬儀の形式(家族葬・一般葬など)
- 会場の選定
- 式の日程やタイムスケジュール
- 遺影写真や棺、祭壇の準備内容
- 料理や返礼品の手配 など
葬儀社の担当者が丁寧にサポートしてくれるため、必要以上にプレッシャーを感じる必要はありません。不明点があれば、遠慮せず相談しましょう。
2. 訃報の連絡
葬儀の日程が決まったら、故人と縁のある親族や友人、知人へ訃報を伝えます。
電話やメールでの連絡が一般的ですが、参列者が多い場合は訃報文を作成して一斉送信することもあります。
訃報の際には以下の情報を明確に伝えるとスムーズです:
- 故人の氏名と続柄
- 亡くなられた日時
- 通夜・葬儀の日時と場所
- 連絡先・担当者
3. 僧侶や神職とのやり取り
仏式の場合、僧侶との連絡も喪主の大切な役割のひとつです。
- 通夜・告別式・初七日法要の読経依頼
- お布施や御車代・御膳料の準備
- 戒名(法名)についての相談
宗教や宗派によって必要な儀式やマナーは異なりますので、葬儀社と連携しながら確認していくと安心です。
4. 式典での挨拶・対応
葬儀当日には、喪主としての挨拶や対応も求められます。たとえば:
- 通夜・告別式後のお礼の挨拶
- 会葬者や親族への対応
- 僧侶へのご挨拶と対応
- 香典の受け取り・記録
事前に挨拶文の例を用意しておくことで、当日も落ち着いて対応できます。最近では葬儀社が文例を提供してくれることもあります。
喪主の役割は細かく多いが、すべてを一人で背負わなくてよい
上記のように、喪主が担うべきことは多岐にわたりますが、一人ですべてをこなす必要はありません。
親族や家族、葬儀社の担当者と協力して進めることが大切です。
◆判断に迷ったときは…
喪主としての判断に迷うことがあれば、次の視点で考えてみましょう。
- 「故人が望んでいたかどうか」を基準にする
- ご家族や親族の意見を尊重する
- 葬儀社に相談する(プロの知識と経験に頼る)
形式よりも、「どうすれば故人らしいお見送りができるか」という心のこもった判断が何より大切です。
葬儀後にも続く喪主の役割
葬儀が終わった後も、喪主には一定の役割が続きます。
- 香典返しの準備・手配
- 僧侶へのお礼参り
- 四十九日法要や納骨の段取り
- 市区町村への各種届け出・手続き(場合によっては施主の代理人として)
これらも家族や親戚と分担しながら、落ち着いて一つずつ進めていきましょう。
まとめ|喪主の役割は多いが、心を込めて丁寧に向き合えば大丈夫
喪主は、葬儀の中で重要な責任を担う立場です。
葬儀の打ち合わせから僧侶への対応、会葬者への挨拶や葬儀後の香典返しまで、やるべきことは多くあります。
しかし、故人を想い、心を込めて見送るという気持ちが何よりも大切です。すべてを完璧にこなす必要はありません。
周囲の協力や葬儀社の支援を得ながら、無理なくご自身のペースで進めていきましょう。
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