2025.10.05お悔やみの手紙の基本マナー

お悔やみの手紙の基本マナー

 

1 送る時期

訃報を知ったら、通夜や葬儀に参列できない場合は、できるだけ早く

(一般的には死亡日を含めて7日目の初七日までに)送りましょう。

 

2 省略する要素

・ 時候の挨拶(「早春の候」など)や頭語・結語(「拝啓」「敬具」など)は不要です。

  形式的な前置きは省き、すぐに本題に入ります。

 

3 筆記具と便箋

・ 正式には薄墨の筆で書くのがマナーです(悲しみの涙で墨が薄まったことを表すため)。

  ただし、現在は黒または濃い青の万年筆やボールペンで書いても問題ないとされています。

・ 便箋は、白無地の縦書きを使用します。

 

4 避けるべき言葉(忌み言葉・重ね言葉)

不幸が繰り返すことを連想させる言葉や、死を直接的に表す言葉は避けます。

・ 重ね言葉: 重ね重ねますます度々次々再三引き続きくれぐれも など

・ 繰り返しを表す言葉: 追って再び など

・ 直接的な表現: 死亡(「ご逝去」や「ご永眠」を使う)、四(死)九(苦) など

・ 不適切な表現: 喜ぶ楽しい生きる生存 など

 

手紙の基本的な構成と注意点

1 書き出し

・ 最初にお悔やみの言葉(「心よりお悔やみ申し上げます」など)を

  述べ、訃報を聞いた驚きや悲しみを簡潔に伝えます。

・ 弔問に伺えない場合は、そのお詫びの言葉を添えます

  (例:「本来であれば直接お悔やみを申し上げるべきところ、

     諸事情により叶わず誠に申し訳ございません」)。

・ ご遺族と面識がない場合は、故人との関係性も簡単に記すと親切です。

 

2 本文

・ 故人との思い出や、人となりを偲ぶ言葉を綴り、弔意を表します。

  具体的なエピソードを添えると、より気持ちが伝わります。

・ ご遺族への慰め気遣いの言葉を入れましょう

  (例:「さぞお力落としのことと存じますが、どうぞお身体を大切になさってください」)。

・ 故人の死因を尋ねる内容は、ご遺族の悲しみをぶり返させてしまうため、絶対に避けてください。

 

3 結び

・ 改めてお悔やみの言葉を述べ、故人のご冥福を祈る言葉で締めくくります

  (例:「ご冥福を心よりお祈り申し上げます」)。

・ 香典を同封する場合は、その旨を簡潔に伝えます。

 

4 後付け

・ 日付差出人名宛名を記します。

・ 宛名には、故人と喪主の関係性を考慮した敬称を使いましょう

  (例:故人の父であれば「お父様」、夫であれば「ご主人様」)。

 

これらの基本的なマナーを守りつつ、ご自身の言葉で故人を偲び、

ご遺族に寄り添う気持ちを伝えることが最も重要です。

 

 

《相談無料》家族葬ホール空 /葬儀/ 式場(大阪府藤井寺市/羽曳野市/柏原市/八尾市)

大阪府藤井寺市林6-6-35

家族葬ホール空 

TEL: 072-936-0090  FAX :072-936-0080

https://www.ku-kazokusou.com/

info@ku-kazokusou.com