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2025.01.15おみくじを結ぶのはなぜ?日本に伝わる意味と風習
神社やお寺を訪れた際に多くの人が引く「おみくじ」。その後、境内に整然と並んだ結び所や木の枝に、おみくじがずらりと結ばれている光景を目にしたことがある方も多いでしょう。
なぜ、人々はおみくじを結ぶのでしょうか。実はそこには古くからの信仰や意味が込められており、ただの習慣ではありません。本記事では、「おみくじを結ぶ意味」や「結ぶ場所」「注意点」について詳しく解説します。
おみくじを結ぶ4つの意味
1. 神様とのご縁を結ぶ
おみくじを結ぶ行為は「神様とのご縁を結ぶ」ことを意味します。願いや祈りをおみくじに込め、神様とつながりを持つことで、より良い未来を導いていただきたいという思いが込められています。
2. 願いを叶える
木におみくじを結ぶのは「木の生命力にあやかり、願いを叶える」という意味があります。木は成長や再生の象徴であり、その力に自分の願いを託すことで、夢や希望が実現するよう祈るのです。
3. 凶を払う「凶返し」
もし凶や大凶を引いてしまった場合、そのおみくじを結ぶことで「悪運を神社にとどめる」と考えられています。これを「凶返し」と呼び、結ぶことによって災いを避け、代わりに良い運気を引き寄せると信じられてきました。
4. 自分自身への戒め
おみくじには、今後の生活の指針や心構えが書かれています。その内容を心に刻み、自分を律するためにあえて結ぶ人もいます。結んだおみくじを見ることで、自分の決意を思い出すことができるのです。
おみくじを結ぶ場所
おみくじを結ぶ場所は神社やお寺によって異なります。
- 指定された結び所
多くの神社では、おみくじを結ぶための専用の場所(おみくじ掛け)が設けられています。ここに結ぶのが最も一般的であり、神職が定期的に清めてくださるため安心です。 - 木に結ぶ場合
古来より「木に結ぶと願いが成就する」と信じられてきました。ただし、むやみに木に結ぶと枝を傷めたり景観を損ねることもあるため、現在では推奨されないことも多いです。結ぶ際は太い枝や指定された木に限りましょう。 - 持ち帰る場合
一部の神社では「良い内容のおみくじは持ち帰ってよい」とされています。財布や手帳に入れて日々の生活の支えにする人も少なくありません。
おみくじを結ぶ際のマナーと注意点
- 指定された場所に結ぶ
神社の案内に従い、必ず専用の結び所を利用しましょう。 - 木を傷つけない
細い枝や若い枝は避け、木の健康を守ることが大切です。 - 周囲に配慮する
初詣など混雑時は、静かに短時間で結ぶよう心がけましょう。 - 結果にとらわれすぎない
凶を引いても結べば悪運を祓えるとされます。逆に大吉を引いても油断せず、謙虚な気持ちを持ち続けることが大切です。
おみくじは持ち帰っても良いのか?
「結ぶのが正しいのか、それとも持ち帰るのがよいのか」と迷う方も多いでしょう。
- 凶や大凶を引いた場合 → 神社に結んで悪運を祓う
- 大吉や吉を引いた場合 → 持ち帰り、日常でのお守りにする
- 神社によっては一律「結ぶ」ことを推奨 → 案内を確認するのが安心
持ち帰る場合は、お守りのように大切に扱い、毎日の行動を正すきっかけにするとよいでしょう。
まとめ:おみくじは未来を前向きに生きるための道しるべ
おみくじを結ぶのは、神様とのご縁を深め、願いを叶え、悪運を祓い、自分を律するという意味があります。結ぶ場所や方法にはマナーがありますが、大切なのは「おみくじをどう生かすか」です。
結果に一喜一憂するのではなく、そこに書かれた言葉を心に留め、日々の生活に活かすことで、未来をより良い方向へと切り開いていくことができます。
おみくじを通じて神様からのメッセージを受け取り、自分自身の行動を見つめ直す。それこそが、この日本古来の風習が今日まで続いている理由なのです。
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